2017年3月のメッセージ

 

皆さん、こんにちは。

 

あっという間に3月。よくよく考えてみると、このメッセージの更新が随分遅くなってしまいました。楽しみにご覧くださっている方々には大変失礼をいたしました。

 

実は、とっくに更新したような気がしていました。それは、年明けからつい先日まで、税理士の方々を対象にした専門家向けのウェブマガジンにて、8回分の連載を書き続けていたからかもしれません。その書き出しも「皆さん、こんにちは。」でしたから、慌ただしさの中、すっかり更新したつもりになっていたのだと思います。お恥ずかしい勘違い、心から恐縮に存じます。

 

久しぶりに、このメッセージを新幹線の中で書いています。今日は京都弁護士会様からお招きをいただき、弁護士と事務職員の方々を対象とした研修会でお話をさせていただきました。なんとその会場で思いがけない素敵なことがありました!

 

開始前、ある男性の先生が私にそっとお声をかけてくださったんです。


「坪田さん、覚えていますか」
「26年も前のことですが」って。

 

すかさず私は「もしやあの会議の時でしょうか」とお答えしました。

 

その先生は、その時に一緒撮った写真を見せてくださいました。ボロシャツとスラックス姿の颯爽としたその先生と新緑色のワンピースを着た私が写っていて、懐かしさが一気に込み上げてきました。

 

私がまだ弁護士秘書だった頃、アジアやヨーロッパから弁護士を招いて、京都で国際会議に携わったことがあります。その主催の代表が当時の私の上司の弁護士で、そして私が事務局長という大役を仰せつかったときの話です。一年程の入念な準備を経て、総勢約350名の弁護士とそのご家族たちが各国から集まってくださいました。会議は京都の国際会議場。ホテルは宝ヶ池プリンスホテルを手配したと覚えています。会議以外は観光などのプランをたくさん盛り込み、その写真は、ランチとしてバーベキューをしたときのもの。その先生のお若いこと。もちろん私もです。

 

再会が嬉しかったことは申し上げるまでもありません。その写真の状況は、今でもはっきりと覚えているからです。

 

でもそれ以上に、今日の研修を終えて、今日一日を振り返りつつ思うことは、当時、いち秘書に過ぎなかった私のことを、今回の研修案内をご覧になったその先生が、私のことだと気がついてくださったことです。こんなにありがたく光栄なことはないと体が熱くなるほど嬉しく思っています。

 

”始まりはいつも初対面”

 

秘書時代の私は、約13年間を通して、事務所を訪ねてきてくださる全ての方に、誠心誠意、向き合わせていただいたと自負しています。秘書として、事務所の先生方と相談に来てくださる方々との架け橋になるためにです。縁の下の力持ちという立場を誇りにすら思っていました。

 

そんな姿勢は今、現在、このような仕事をしていても変わっていないつもりでいます。どんな場面でも、私が主役ではなく、私をお招きくださった方々のお役にたてるための”縁の下の力持ち”が私であると自覚しています。だからこそ、機会を与えていただく一件ごとに誠心誠意関わらせていただいているつもりです。

 

私でなくとも、誰もが日々数え切れない程の出会いとすれ違いの中で生き、仕事をしている中で、どれほどの時が経っても、その存在を思い出していただけることは、言葉にできないほどの喜びだと思います。

 

今、就活生たちにとっては、まさに毎日多くの出会いの真っ最中です。私は、私を頼りにしてくれる就活生たちに、よくこんなことを話しています。

 

『一瞬の出会いを大切にしてくださいね』

 

『もう一度、あなたに会いたいと思ってもらえたらいいですね』

 

ちょっと自信がありません…と、既に不安を抱えている学生たちには、

 

『世の中にはたくさんの就活生がいるけど、あなたはあなたでしかないのだから、他人と比較してしょげたりしないこと!そんな自分自身を、まずは自分がしっかり受けとめて、胸を張って自信を持って行動してね。きっと誰かが、いつかそんなあなたに気がついてくれるはずだから。そう信じて行動してみようよ』

 

って。

 

ふと、今から26年も前の秘書時代の私もそうだったんだろうか、と感慨深い気持ちになりました。いろんなことがありすぎて自信なんか誰よりもなかったあの頃の私。それでも誰かのために私がお役にたてるなら、という軸のようなものを持ち続けていたからこそ、今の私がここに在るのかもしれません。

 

日々、いつも笑顔でいることは難しいことですが、それでも新しい出会いがあることはやはり嬉しいことです。今日のような思いがけない嬉しい再会はもっと、全てが愛おしく感じるほどありがたいことだと思います。

 

”始まりはいつも初対面”

 

皆さん、明日もどうかお互いに良い一日になりますように。

 

坪田まり子

 

追伸 いま、22時を過ぎたところです。車窓から見える外はもちろん真っ暗ですが、多分、私の大好きな富士山の真ん前を通過したところです。富士山は見えませんが、見覚えのある風景の前をいま通り過ぎました。たったそれだけのことですが、単純な私は、なんてラッキーなのかしら、とニンマリしています。関西方面の出張では行きも帰りも富士山側の席をとり、どんなに眠たくても富士山の雄大な景色を見るまでは頑張って起きている私。富士山に雪があるうちに、日本平か御殿場あたりを、天気の良い日にドライブしたい気分です!

 

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